・クリニック気になるけど、給料が下がるのはイヤだな~
・クリニックでも、給料を上げる方法ってあるの?
結論、平均給与でみると病棟よりクリニックのほうが低くなっています。
しかし、いちがいに『クリニックだと下がる』とは言い切れません。
日勤のみの勤務形態や、プライベートとのバランスをとりやすいことから、クリニックがで働いてみたいと思っていたり、気になっている看護師も多いのではないでしょうか。
今回は、病棟4年、クリニックで3年働いた筆者が、クリニックナースのお給料事情についてお伝えします。
平均給与は低いと聞いて、”やっぱりそうなんだ~”とガッカリした方もいるかもしれません。
しかし、この記事を最後まで読むことで、『クリニック看護師もアリかもしれない!』と感じていただけると思います。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
クリニックナースの給与はどれくらい?【病院とクリニックの平均給与】
病院(平均経験年数17年)
・平均基本給額 ¥277,696
・平均税込給与総額 ¥386,046
クリニック(平均経験年数19.8年)
・平均基本給額 ¥259,062
・平均税込給与総額 ¥354,563
となっています。
『2021年 看護職員実態調査』(16ページ)より
平均で見ると、
クリニックのほうが平均基本給額で1.8万円、平均税込給与総額で3.1万円ほど低い結果となっています。
実際わたしはこうでした
あくまで一例として参考程度にしてください。
病院・・・額面25~35万円/月
・病棟勤務
・夜勤、残業あり
・夜勤回数、残業時間によって大きく変動
・ボーナスは毎年2回。金額はある程度一定。
クリニック・・・額面35万円前後/月
・日勤のみ
・残業ほぼなし
・ボーナスは業績により大きく変動あり
病院はボーナスがありますが、トータルで見てもわたしはクリニックのほうが多くいただいていました。
病棟勤務の後にクリニックに転職したので、経験年数を考慮しての基本給アップも入っていたと思いますが、年収でみてもクリニックのほうが多くいただいていました。
ちなみに、わたしは転職先を探すのに、レバウェル看護・看護roo!の二つの転職サービスを利用しました。
クリニック勤務でも給与を上げるには?
①給料(基本給)が高い職場を選ぶ
給料(基本給)の高いところを選びましょう。
クリニックでは夜勤や残業が少ないところが多く、病棟のように手当で給料が増えることはあまりありません。
逆に言えば、手当に頼らないことで、月給が安定しやすくなるのはクリニックの良い点ともいえます。
また、ボーナスも安定していません(業績に左右されやすい)。
実際、わたしが働いていたクリニックは基本給が高かったため、手当はそこまで多くありませんでしたが、病棟を上回る収入がありました。
残業が多いクリニックや、土日祝の手当があれば上乗せされることもありますが、基本的にはクリニックの給料に上乗せされるものは少ないため、給料(基本給)が高い職場を選びましょう。
②資格を取る
資格を取るのも一つの方法です。
クリニックに貢献できるような資格があれば、お給料アップにつながる可能性は高くなります。
クリニックは地域に根付いていることが多く、クチコミやネットでのレビュー評価を見て来院される患者さんが多いです。
選んでもらえるクリニックであるためには、専門性の高い知識やスキルを持った看護師がいるというのはクリニックにとっても大切です。
例えば、
・内視鏡をしているクリニックなら消化器内視鏡技師
・糖尿病内科のクリニックなら糖尿病療養指導士
・循環器のクリニックなら心電図検定をもっていること
などは評価してもらえる可能性があります。
入職前に資格を持っているのはもちろん良いことですが、クリニックで働いてから必要そうなものや興味を持ったものを学び、給料交渉をするのも良いでしょう。
③管理職になる
管理職になるのもひとつの方法です。
理由は単純で、管理職手当がつくことが多いからです。
ご自身に合う職場があれば、管理職を目指すのも良いでしょう。
給与だけで職場を選ぶのはもったいない!クリニックで働くメリット3つ
クリニックは病院・病棟勤務と比較して給料が下がる可能性があります。
しかし、それ以上に魅力のある職場です。
なぜなら、仕事とプライベートの両立がしやすくなるからです。
また、看護師(本業)のお給料が減っても、副業で収入を得るという方法もあります。
わたしも挑戦中です!
病院と比較して、お給料が少なくてもクリニックはメリットがあるのはなぜか?
以下でお伝えします!
①仕事とプライベートが両立しやすい
基本的に日勤のみとなるため生活リズムが整います。
もちろん身体の健康に良いです。
残業も少なく、毎日一定の時間には仕事が終わるため、自分や家族のために時間を使うことができます。
また、定休日のあるクリニックの場合は、あらかじめ休みが分かります。
美容室や習い事、友人と会うなど、予定などが立てやすくなります。
②副業に挑戦しやすくなる
残業や休日出勤も基本的にはないため、副業や勉強などに時間を使うこともできるでしょう。
給料が多少減っても、この時間を使って副業に挑戦して収入を得ることも可能です。
毎日病棟から帰ってきたらヘトヘト・・・・・・
チャレンジしたくても、疲れてそれどころじゃないよ~
残業が少ないクリニックならできるかも!
一緒にチャレンジしませんか?
空いた時間でどのような副業ができるか、気になりませんか?
介護・看護職のよりどころ『ケアマガジン』さんでは、看護師がどんな副業をしているのか、おすすめの副業が掲載されています。興味のある方は覗いてみてください。
理想のライフスタイルに近づく職場を選ぼう
職場を選ぶうえでお給料は大切なポイントのひとつですが、それだけで選ぶと、自分の理想とするライフスタイルとは離れてしまう可能性もあります。
看護師は多様な職場、勤務形態があり、資格を活かして色々な選択肢のある仕事です。
転職を考えているならば、せっかくなら給料アップと暮らしの充実、両方をねらいませんか?
自分に合った働き方を見つけるヒントになれば幸いです。
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